NHKの中国語ナビでも陳情令?今さら?今だから?
とうとう日本でも陳情令人気が定着したかなという感じがします
まさか NHK の語学番組で取り上げるとは…
かなり真剣に取り入れているようでしたね
NHKの中国語ナビでは、人気はあるけど本国で物議も醸し続けてきた陳情令を、
かなりキモいりで、サプライズ的に取り入れてるみたいで 、
最初から結構細かく作品内容について説明していました
実はわたしも、次の記事「女性&初心者に見て欲しいおすすめ武侠ドラマ第3番目」
はちょうど陳情令だったので、 準備していたところです
タイミングがいいので 第1記事を書いてみようと思ってます
アジアエンタメの進化に追いつかない今の日本
いきなりディスっぽい言い方しましたが・・・
私が陳情令ファンになったのはかなり前、でもないんですけど、
とにかく陳情令がまず中国本国で大人気を取り、
コロナより前にすでにアジア全土に広がり、どんどん人気が広がっていた頃好きになりました
日本で本格的にブームになって、ブームが定着したと言えるのは、
もうコロナが終わるかなというぐらいの時でしたから 、
今の日本がいかにアジアの最先端文化芸術エンターテイメントの流行に遅れているのか、
乗っていないのかということがそこでもよくわかります
別に流行に敏感に早ければいいというものではありません
ただ日本は長らく、クールジャパンとか言われて自分たちだけはアジアで別格、上の文化を持っているというような考えに甘んじていたところはないでしょうか?
そして他のアジア国のことをちょっと残念に見てきた 部分は正直 、日本にはあると思います
留学している時にすでに気づいていましたが、その間、他のアジアの国々の若者は貪欲にまた超情熱的に、世界進出さえ視野に入れながらあらゆることを学び習得し、新しいものを作る気迫に満ちていました
そしてまさに今、アジア諸国はどんどん新しいものを作り出していますね
それを日本が吸収する側になってきてますね
日本は逆に内側ばかりみている傾向がまだありますね、最近海外に出る人がまた増えてきましたが。。
他の国のことを尊敬する気持ちはなく、俺たちがやっぱアジアで一番と自分たちの世界にこもってしまった結果、島国根性が出てしまっていた結果、軽薄なコンテンツしかなくなってしまった日本。。。
昔は島国根性で日本独自の伝統文化が生まれたかもしれないけど、
今はグローバルな時代なので、もうちょっとグローバルに世界を見る人々が増えれば、
文化、芸術、エンタメ、クリエイティブもなんだか情熱がないけどオタク的な、
マネものやマンネリものにはならないと思っています
陳情令の、日本でのブームの流れを見るだけでも 今の日本の現状というのがよく分かります
陳情令〜原作VSドラマVS多様コンテンツで議論は続く

さて、私は個人的に陳情令が大好きで居続けたので、いつか陳情令を テーマにした武術学習会や練習会をしてみたいとずっと思っています
作品を見た回数は限りなく、これからも見続けていくつもりですが、 まず エンターテイメントを作る側としてこの作品の魅力と、ブームはどのように変化してきたか、ざっと説明したいと思います
このドラマ作品はコロナ前に、もともと BL小説 から生まれたドラマです
その時点で、BLは好きではない、という方はスルーしたくなるかもしれませんが
ちょっと待ってください!
原作となる作品からドラマになるまでには、BL禁止である中国ですから、監督はブロマンス系の友情に完全に変えました。というよりは、もうブロマンスというより、「ファンタジック青春群像劇」のように思えます。そのように演出され作られていますので、原作とドラマは、基本的に「違うもの」だと考えていいでしょう
実際、原作・アニメ・漫画・ドラマ、 それぞれにファンがいて、 全く違う楽しみ方をしている、見方をしている人が多いと言えます
その全てが好きだという人もいますし、私などは完全にドラマのみです

私は武侠に興味があるということもあり、武術が専門であるということもあり、
やっぱり ドラマが一番好きであり、 一方で正直BL嫌いなので原作はパスです
LGBTQに反対ということではありません、今の興味本位主体のBLに、むしろLGBTQへの偏見がつよまると感じています、それは私の個人的意見なので、いろいろでしょうし、だからこそ陳情令のどこを、どこまで、好きになるかは自分次第、でしょう

ただ、私にとっての陳情令はドラマ、一貫してドラマ陳情令について語っていると考えてください
これ、さっきにも言いましたようにかなりえげつないと言うかエロい描写ありの原作です… BL 嫌いや エロ嫌いだったらかなり引いてしまうほど濃厚なBL作品を元としています
最初は、こんなえげつないもんドラマ化したいと考えた人理解できない、と思いました
実は、全部見て好きになってしばらくしてから、原作はBLだと知ったので・・・
だから、ファンやめようと思いました
よく見れば腐女子が喜んでカプ推ししているのも、気味がわるかったです
それでも、ファンを今も続けているのは、やはり作品の良さにつきます
監督のドラマ化への情熱はすごく強く 、素晴らしい作品であるから何としてでもドラマ化したかったそうで… そこでBL 禁止国として徹底的にBL要素を廃してでも、ファンが喜ぶようにどこか匂わせ的なところも残しながら、結果ドラマは素晴らしい友情物語として結実しました
それでもBL原作ですから、ドラマ になるまでが非常に長かったと聞いています
ただ、長い間、原作と腐女子の言い分には納得が行かなかったのは事実です
ちょっと見てみたんですが とてもついていけなかったです…
そしてある時、中国人の友達に思いっきり原作をディスりました
すると友人は 一読してみると言ってすぐに読み、 返事は、
「 これは文学的には非常に優れている、構成も優れている、表現も優れている。 アメリカで言えば ヘミングウェイレベルの作品である 。芸術であるから、あまり偏見を持たない方がいいのでは」 ということでした
でも全く逆のことを言う人もいます
「これは非常にえげつなく、 中国にあってはならないほど恥になる作品で、とても 次世代に残せるような作品ではない!」「武術のイメージがこわれるし嫌で仕方ない」と一括する中国人もいます
意見は2つに分かれていると考えていいでしょうが、 文学性が高いということは事実なようです
陳情令はいかなる作品か?今さら聞けない陳情令
さて陳情令というドラマは どのようなものなのでしょうか 簡単に言えば流派同士での覇権争いです
武侠ドラマ はだいたいこうした ストーリー展開で、 正義と悪者が入り乱れて 戦いを繰り広げ、 最後はイケメンが勝つ 、みたいな物語
この構成は金庸から来ていると思います
この作品もまた金庸の影響を受けているのでしょう 、それぞれの流派が派遣を争い、 1番になろうとして、1番になるための秘宝を手に入れようと 競争する、
そこに様々な人間模様やはかり事や人生があり、 といったような物語構成で、よくあるパターンですね
ただ その中で実に 面白い、魅力的なところは何ですか?
と言われれば、私なら答える魅力をいくつかあげてみます
1 .全ての登場人物のキャラが立つ
キャラクターがはっきりしておりキャラで推しが必ずできる
またその彼らの友情物語 ・青春群像劇として楽しめる
中国の俳優さんたちは鍛えられまくってトップに出てくるので、皆上手いですけど、このドラマの
若手の皆々様も、総じて演技が上手い、よくまあひとりひとり、個性を描ききっているなと思います
感情移入できるほどにその人物になりきっていて、物語の中の「人生」というリアリティを強化しています
2. やっぱりワン・イーボーとシャオ・ジャンのかっこよさ

これに尽きるかもしれません!
このドラマと2人が大人気だったころ、同時にBTSが流行っていて、
BTS全盛時代にちょうどかぶるように2人も世界的に人気を得ましたが 、
実際には BTS を凌ぐかと思うほどの人気を得ていました
しかし 日本では、陳情令が本格的に輸入される前でしたし、
あまりにも BTS の存在が大きかったため、世界的人気はあまり話題になっていませんでした
世界を巻き込んでかなりの熱狂ぶりだったんです!
特にシャオ・ジャンの人気はとてつもないものとなりました
物語でも 2人は際立っています
この役はやっぱりこの人たちしかできないなという配役になっています
小話をすればシャオ・ジャンは監督が一瞬で見て惚れ込んで キャスティングした
一方でワン・イーボーの方はオーディションに何度も落ちて、それでも諦めず監督に直談判して
「この役、僕にしかできない」と言い役を取った と言われています
実際やってみれば本当にそうなりました
誰が一体ランジャンの役をワンイーボー以外できるでしょうか?
彼はその後も大人気❤
その彼実はK – POP出身です
ダンスの才能は天才的で、ジャクソンやジミンの最大のライバルといえたでしょう
韓国でUNIQ、いきなり最初からダンスが上手かったためにセンタリングされてそのままずっと中心人物でした、ただ グループとしての人気はそこそこだったと思います
限韓令で故郷に戻ってからはなんとなく宙ぶらりんでした、
そこを突破したかったのか、この役に目覚め何としてでもやるという執念で役を勝ち取りました
レーサーでもある彼は非常にいつも冷静で、役どおりのイメージですが、
おちゃめな側面も多々見せる美男子です

K-POPという激戦区の市場で、 外国人として戦ってきた彼は、芸能の世界で生きる厳しさをよく知っており、 経験値も若いながらにして高いので、
常に中心軸からぶれることはない、そんな 俳優さんです
一方で世界的な大人気をえましたが、 優しすぎるのか、あまりの世界的人気に自分がついていけなかったような気がするシャオ・ジャン。
ファンの間であまりに熱狂して暴動が起きてしまい… ファンの争い、ファンとアンチの争いは中国では俳優そのものに責任があるという考えですね、なので彼は自宅で自粛を命じられていました
よってかなりのスパン、彼は活躍できなかったのは事実です
人気のある一番いい時に、ドラマで飛び跳ねていくことができなかった
ファンの人たちも、もっと考えてほしかったね・・・

これが結構大きく彼のキャリアにひびいてしまったとは思います
…その後作品を出していますが、正直陳情令ほどには、あまりパッとしません
その間にも今までの、また新しい人気スターがどんどん活躍してきましたので
中国や韓国は、すぐに人気者が出てきて追い抜かれてしまいます
特に中国のスター達は才能にあふれているので、どんどん色々な役をこなしていきますし、
話題はそっちにいってしまうでしょう
ただ自粛期間が長かった割には未だに不動の人気を博しています 、
私も個人的に大好きですね!
3.物語が伝える人の愛
確かにこれは金庸作品を真似した勢力争い、派閥争いがストーリーの柱となっていますが、 その中で描かれる人と人との関係・ 友情・ 愛情、 そういったものが細やかに描かれていて、女性でも共感ができる部分が非常に多い武侠ドラマです
単なるアクション映画的な武術ドラマではないところが、多くの女性に見られたのだと考えられます
もちろんこのドラマ 、そしてそれ以外のコンテンツが大人気になったのは腐女子の力が大きいことは否めません、多くのファンは BL 好きであり、 であるからこそ熱狂したという人が多いのですが、
後々だんだんと普通の海外ドラマ好きでも、ファンになっていきました
BLじゃないと思って見ている人もいます、気づいてない人もいるでしょう
それくらい、言われなければBL原作だとわからないドラマなので、
純粋に男たちの戦いと友情と生き方のドラマとして見ても引き込まれるのです
このドラマは、まさに人間を描いている
そのヒューマニズムの細やかさは素晴らしいものがあります
特に私が大好きなのは、ジャンチョンとウーシェンの関係性…
この2人の関係の方が、ワンジーより私は重要だと思ってまして…

本当に泣けるのは、彼らの子供時代、最初に出会った時のシーン
それからジャンチョンが、なぜゥーシェンが自分の力を失ってしまったのか、自己犠牲してまで自分を助けようとしたゥーシェンの、彼の行動に気づいた時のシーン
もう涙なしでは見られません
結構 涙なしでは見られないシーンが多い
今世界的に、コンテンツは暗く、人を驚かせたり騒がせたりするだけのものが多いです
正直中身がなく、「言葉」が生きていない作品ばかりです
かつては韓国ドラマも、「言葉」が生きていました
でも今、そういう脚本を書ける人がいないです
だから韓ドラは極端に面白くなくなってしまった
日本のドラマは、、、もう話にならないです
いかにもつくった感のあるくさい話やセリフばかりで・・・
でも人間を描くコンテンツを作る力が、まだ中国の制作人たちにはあって、
陳情令も、物語としての素晴らしさ 、濃さは非常に高いと思います

4 .日本であまり見ることはない「武侠・仙師ドラマ」
武侠の中でも金庸の作品をはじめとしてあまり日本で武侠ドラマというのは放送されません
紹介されることもありません
中国ドラマで日本でヘビーにローテーションされているのは 、
もっぱらロマンス時代劇や宮廷物が多いです
また武侠ドラマでもある仙師の世界となるともっと珍しい
つまり世界観が日本人には目新しく新鮮で、非常に珍しかったという側面があります
今もってしても朝から晩まで今の日本でやっている中国ドラマの中で武侠ドラマはほとんどありません
それほどに 少ないのですが、陳情令はまさに武侠仙侠そのものと言っていいでしょう

構成も金庸をもじったものになりますし、 かなり金庸に影響されているものと思われます
また武術に関しては 私の流派である道教系武当派の武術にかなり影響を受けているように見えます、 あちこちで武当の修練方法、学習法、技などを踏襲ようなスタイルが見受けられます
例えば、また他の記事で書きますが、音律術などは武当派の十八番ともいえるものです
だからこそ私は陳情令をベースにしたカンフーレッスンというのをやってみようと思ったわけです
陳情令、日本でのブームの変遷
さて日本ではブームが遅れてやってきたと言いましたが 、
どのような過程で日本 に定着したかちょっと紹介しましょう
これも私の私見です
そして年は書いていません
なぜなら今の時代、 何がいつどこで流行りになっていくかは全て SNS が決めていくので、
くっきりと年を分けることができないんです
ある時 自然にSNSで話題になり、次第にSNSから消えていく、トレンドから消えて行く
その時にそれが終わり、という流れで、 その流れは人々の意識変化によるもので 誰も予想はつきません
一度終わってしまったものが再ブームになることもありえます
ただ陳情令の人気というのはコロナ前中後の間であったことは事実です
第一次陳情令ブーム
多くの人々が中国ドラマといえば宮廷ものしか見なかった頃 、かなりディープな華ドラファン、
しかもかなり若い子たちや中年の枠に入るかなという大人女子ぐらいまでの層が、
シャオ・ジャン & ワン・イーボーのかっこよさと、BL という題材嗜好によって、
一部の中で熱狂的なブームを起こしていました
普通にいつも華ドラを見ているマダム達は、韓ドラから乗り換えた人たちが主で、
ほぼ初めて本格的武侠を見たんじゃないかと思います
マダム層はおそらくBL だということさえ気づかずにただ面白くて見たのではないでしょうか
この時点ではまだまだ正直濃厚なBLファンか華ドラマファン、どっちかが主体となって
ごくごく一部の界隈での大きなブームとなっていました
第二次陳情令ブーム
この時期になりますと 、より多くのオタク、イケメン好き、 KPOP以外の推しを探していた人たち、 他の中国ドラマが好きだった人たち などがどんどんとはまり始めました
まだまだ 一部でしたが とにかく中国 コンテンツに興味がある 多くの人たちが、 興味を持ち始めかなり大きな市場となっていきました
この時期にものすごい数のツイートがされ、また作品をテーマにしたグッズもものすごい数販売されました。例えば Amazon では もう検索しきれないほど 陳情令関係のグッズが並び 、
Twitter も検索すれば 陳情令関係タグがたくさん出てきて、 もうわけがわからないほどでした
この時が 一番熱かったと思います
そしてこの時は一番、純粋に中国コンテンツが好きな人たちが楽しんでいた時期です
また私が Twitter を始めたのもこの時期で、コロナのステイホームにイライラしていた 私は、
気分転換にでも何かとにかく書きたくて 、
大好きだった陳情令について、誰も読むことはないだろうと思いながら毎日つらつら書いていました
実際に武当山武当派武術学院の正式門弟であり、武当派アンバサダーも努めていた私。
江湖の世界に実際に生きている私にとって、 この物語は全く身近なものであって、
私の武侠世界そのものでもありました
そこで、武術家の視点から武術の動きやK POPのコレオデザインの視線からいろんなことを書いていきました 、単に自分が楽しむために書いてたのです
だからフォローもフォロワーもなし
アクセスも気にしてなかったんですが、あるとき統計を見たらなんと1ツイートに2000とかになっていました
そこで目が覚めたんです
こんなにも多くの人が 私の書いていることに関心 持ってくれてている
つまり、中国コンテンツや中国伝統文化、歴史、中国ドラマ、
そして陳情令好きな人がこんなにいるのかと
そういう熱い時でしたね
第3次陳情令ブーム
ここでようやく陳情令は社会的な認知を見せ始めます
BSで無料で放送されたことに始まり 、地上波まで行き、そしてそれに続きアニメ漫画小説などが次々と日本に入ってきました
はっきり言ってかなり遅いです …
すでに他のアジアの国ではとっくにブームは去っていました
もう違うコンテンツに移っていましたので、 なぜ今なのかという気もしましたが、
とにかく無料放送を皮切りに、コンテンツがどっと入ってきましたので、
それはもうドラマアニメオタクからBLオタク 歴史イケメン中国アジア韓国オタク…あらゆるオタク的な人たちが陳情令に集まってきました。また陳情令を機に中国コンテンツ推しになった人も少なくなかったと見えます。 陳情令にできた推し大好き女子男子が山ほど集まってきて 、
社会的な認知も深まり、広まり、 一つのブームを起こしました
日本でコンサートを行うまでとなりました
がしかし、第一次また 第二次ブームで熱狂してた人はもうすでに飽きていたので、
以前のファンは多くがすでに違うコンテンツ、 違う推し、違うものにすでに関心が写っていた可能性もあります
というのはツイートの数や、また売られているグッズの数がここの辺でもうすでに激減したのです
不思議なものですが社会的な広まりを見せ始めた頃には ツイートされなくなっていましたし、 商品もあまり販売されなくなりました
買う人はもう買い尽くしたという感じです
ファンミーティングやコンサートがあるわけではないし、何かを待つということもありませんし 、この時期にまだ シャオ・ジャンは長い自粛に入っていたので活動がなく、
また本国で推し活自体もとうとう禁止されてしまったので堂々と推しすることもできず、
本当に熱狂的なファンが去っていたか冷めて、とにかく静かになってしまいました
でも人気は確実に広がり、世界的人間にやっと日本が追いついたという感じです
第4次陳情令ブーム
これが今の今ではないかと思います
一時の、コンテンツが入ってきてはファンが増えるという現象は終わり、ファンはかなり増えてある意味定着、陳情令という作品が一般的な作品の一つとして捉えられるようになりました
好きな人はいつまでも好きで、かつ今も新しくファンになっていく人がゆったり増え続けているという状況です
私の知る限りですがファンというよりも幅広く多くの人に、一般的な傑作作品の一つとして楽しまれているという感じです
ちなみに第1次第 2 次に流行っていた頃に売っていたグッズを手に入れた人は結構
貴重なものを手にしてるかもしれません
こういうわけでいつしかとうとう、
今度はNHKが正々堂々と語学教育に陳情令を取り入れるというところまで来ました
これにはさすがに驚きましたね、 みんな驚いてると思います
それがNHKの狙いでしょう
しかも最初からなんか BL とは言わないまでもそれを匂わせるようなことを番組で言ってるなんて …びっくりというより、軽いんじゃないの って感じは しますけど
BLが目的なのではなくて、陳情令はやっぱり人間を描いているということが一番大きな魅力です
武術動作としては正直大したことはありません
仙術を使うドラマなので、そもそも武術のムーブメントは少ないのです
また 残念なことに 2人ともスタントを使いまくってるので本人はほとんど やっていません
その辺は今、武侠ドラマはスタントじゃなくて本当に本人がやりたいというリアルさを追求する俳優さんが多くなっているので、変わってきている
また陳情令の彼らも練習や経験を積んでいるでしょうから変わっていると思いますが、 あの頃はまだまだ武術に関しては2人とも動き方がいまいち分かってないような感じに見えますね
その辺は上手い人がカバーしていると言ってもいいかもしれません
ただ、芸術としての作品、人間を描いた物語としてのレベルの高さ、中国古代の詩のような世界観、それは普遍的に変わることはないでしょう
中国では BL をドラマ化していいのかどうか、
また あまりにも異常すぎるほどの推し活など、
何かと騒ぎが多いドラマでもありました
よって物議を醸したドラマでもありましたから、慶余年がその後空前の大ヒットをして以来は特に 今はもう一昔前のドラマとなって、どんどん 中国 コンテンツは先に進んで行ってる と言えるでしょう ( ちなみに慶余年にシャオジャンは漢服姿で最後にちょびっと出てくるのですが 、それもまた存在感があってかっこいいです)
ただこのドラマが 物議をかもしてしまった 要素があったとしても、
日本においては 想像以上の人気を得て、 想像以上のブームを起こし、また 想像以上のロングランでの人気を誇っていることは注目すべきことであり、
結果、想像以上に多くの層の、多くの人々、男女に関わらず中国エンタメコンテンツや中国ドラマのファンを確実に山ほど増やしたことは事実です
もちろん韓国でも大ヒットしました、 何しろアジア全体を席巻したと言っていいほど人気をえたのですから、どの国でも 大ヒットしたと言えるでしょう
それは欧米にも広がっていきましたし 、今でも広がり続けています
この作品は物議を醸したにもかかわらず 皮肉にも 中国の芸術作品や 制作能力の高さを世界に知らしめる作品となったのです
ここには何か、世界共通の人の心に響くものがあったのでしょう。 中国で大ヒットした慶余年は 日本では全く というほど流行りませんでした、 話題にもならずほとんどの人は知らないままでしょう
この差は一体何なのでしょうか? 慶余年は確かに素晴らしい作品です 、一度見たらもう朝まで見てしまうほど面白い作品なのですが…
そしてまた非常にクオリティも高いのです、 武術の方も慶余年の方が上です
でも依然として日本では 陳情令が第1位を占めていると言っていいでしょう、 みんな今でも シャオジャンやイボ君を追いかけています
陳情令には、とりわけ東アジア仲間の日本でまた 韓国で 、人々に共感する何かが非常に多く詰まっていたと考えられます
ぜひ、中国ドラマに関心がなかった方にも、ヒューマンドラマとして、芸術としての陳情令を、楽しんでいただきたいです❤