改めて〜無料体験レッスン・無料体験セッションは講師の時間・労力そしてアイデンティティさえも削ぐ諸刃の剣
今まで書いてきたように、無料レッスンには無料という理由だけで来る人がとても多く、そこで労力を消耗することが一番講師にとってハンディとなると書きました
ただ、一方で無料レッスンは、多くの人々にとって新しいスキルや知識を得るための貴重な機会です
しかし、無料で提供されるため、参加者の中には必ずしも強い意欲を持っていない人もいます
やる気のない参加者を識別することは、講師や他の参加者にとって重要です
なぜなら、やる気のない人こそ、無料レッスン荒らしをし、講師を次々とやる気をなくさせ、場合によっては講師転落に持っていく可能性があるからです
本記事では、無料レッスンに参加するやる気のない人々との実体験を書きながら、
無料レッスンの意味と是非を書いてみます
無料レッスンの背景と意味・意義
無料レッスンは、多くの場合、ビジネスや教育の一環として行われます
例えば、新しい製品やサービスのプロモーションとして、受ける側としてはその講師、その教育機関がどのようなものか、合うのか、本当にやりたいのか確かめるためにも大きなチャンスです
新しい生徒を引きつけるために無料のクラスを提供することがありますが、
無料レッスンの意味意義はそれ以上のことがあり、大切なものなので、「なくせばいい」と断定することは難しいです
しかし、無料であることが参加者のモチベーションにどのように影響するか、そもそもモチベーションなどない人がたくさん来ることについては慎重に考慮する必要があるでしょう
やる気のない参加者との無料レッスン・無料セッションでの実体験
事前準備・目的意識など最初からないから、始まりからコケます
やる気のある参加者は、レッスンに備えて事前に資料を読んだり、関連する質問を考えたりすることが多いです。最初から学びたいと思っているので、この時間を有効につかおおうと。
しかし、やる気のない人々、レッスンやセッション意外目的の人は、事前準備などしていません
しかも、事前に送ったメールを読んでません・・・
だから、いざ始めてもレッスンの内容をあまり理解していないことがしばしばで、最初から話がかみあわない、そしてなんだかいやーな雰囲気になっていきます
レッスン中の態度〜実体験をふまえて
前にも書きましたが、無料レッスン・無料セッションに来るやる気のない参加者は、顕著に質問が少ないです。また受け答えがほぼないです・・・
これは、レッスン中に講師が基本的な質問をしたときに答えられない、あるいは的外れな答えをすることで明らかになります
ここで、大抵の場合、無料レッスン・無料セッションに最初から関心がなく依頼してきたとわかります
これはレッスン中の態度にも顕著に表れます
彼らは集中していない、グループなら他の参加者と積極的に交流しない、目線がこっちに行ってない、スマートフォンを勝手に使用する、途中で電話など、レッスンへの関与が低いことがわかる態度ででます
また、やる気のある参加者はメモを取ったり、講師に質問をしたりしますが、やる気のない人々はそうした行動をほとんど見せません
私の場合、ノートを持ってきてくださいといっても、大抵はそんなもの聞いてもいないので持ってないです
だから
「さて今日は初めてのレッスンなので、〇〇をしてみましょうか」
シーン・・・
「どのあたりから学びたいですか?何を集中的に学びたいですか?」
シーン・・・
「英語を学びたいということで、今まで使ったことのある辞書を持ってきてくださいとお願いしましたが、持ってきていただけましたか?」
シーン。
コミュニケーションなりたたん
私の体験からいうと、無料レッスン・無料セッションに参加する人でやる気がない人は、まずコミュニケーションがスムーズには行きません。やる気がないのですから、質問にも曖昧にしか答えません
無料レッスンに来るやる気がない人の、来た理由の説明〜大体同じ
ただ、無料レッスンにやる気ないけど来たとは思われたくないので、大抵の人は必死に答えを言おうとします、それもだいたい同じです
「旅行などで外国人に会った時、円滑な英語で話せたらいいと思って」
「ビジネスなどで外国人に会った時、スムーズに話せたらいいと思って」
そう言う割には、勉強してきた様子もないので使っている教科書や辞書、アプリなどはありません
そもそも「外国人に会ったときにもっとちゃんと英会話したい」って、
簡単に見えますがとても難しいことです
場合によっては、ネイティブレベルでも難しいことがあります
皆さんは旅行している外国人に急に街で話しかけられて、円滑に答え楽しく会話できますか?
日本語でも難しいのがわかるでしょう
そんなことより最初に文法・用法・用語・単語・フレーズ・短文の練習をするほうが大事であり、
それが会話に役立ちます
先にもいったように、そういうもっともな理由で来たと言い張る割に、基礎は全く出来てないし、
最初に明記した事前準備や用意しておくものなど持ってきてないので、スタートラインにもたてません
とにかく、講師にとってやる気のない参加者がレッスンに与える影響、そして何より講師に与える影響は小さくありません。彼らは、講師自身才能と知識にいかに溢れていてもそのモチベーションを低下させたり、レッスンの質をさげたりする可能性があります
また、講師にとっても、やる気のない参加者に対応することはストレスや負担になることがあり、これが一番の問題で課題です
やる気のない参加者に無料レッスン・無料セッションをする必要はあるのか?〜苦労する講師・先生達
ただ無料レッスン・無料セッションというのは、個人事業主として教室で行う場合、どうしても広く知って頂くためにやむを得ない場合もあります
ただ、今は私もそのいみと意義と考え考察した結果、無料レッスン・無料セッショはすでに長い付き合いがある方や、本気で取り組む人などにモニターのためにお願いするか、新規メニューの感想のためにお願いするか、またはお誕生日などのプレゼントレッスンだけにしています
それでも今では個人で教室運営するにも、同時にプラットフォームやSNSで活動する必要があります。教える仕事も増えているために、競争は激化しており、いろいろなバリエーションレッスンを場所に応じて臨機応変に出して行く必要があります
プラットホームにおいては、私は初めての人が気軽な気持ちで参加トライしてみることができるものに集中しています
私は各プラットフォーム、また自主教室それぞれその中身は変えて、レベルやターゲット層も変えて、レッスン・セッションバリエーションを増やすようにしていますが、
基本プラットフォームでは基本、無料体験レッスンありとか、初回は無料レッスンなどのところしか登録していません
海外のものも合わせますと今やオンライン当たり前の世の中なので、教育・レッスン・セッションプラットフォームは数多くあります
ただ宣伝告知ができるだけのものもあれば、かなり学校の授業並のことができるシステム設計をしているプラットフォームもあります
その中には、無料レッスンを義務つけしていて、しかも講師には1円も払ってくれないところもあります。無料レッスンを義務つけしていても、生徒には無料、講師にはその分を支払うところは良心的で、かつ長い目で見れば良い講師を集めやすいです
というのも、この無料レッスン初回一回、でも講師への報酬ゼロというシステムは、実質自分たちの会社の利益のため(集客のため)に講師を奴隷扱いしているということで、
なおかつ散々書いてきたように、無料レッスンに来る人の大半は嫌がらせ・やる気なし・暇人・動機や目的なし・他の目的があるなどなので、
無料レッスン初回で消える確率がとても高いのです
これは本当に、講師の講師たるアイデンティティをなくしかねないほど、深刻な疲労と時間労力のダダ漏れ状態をうんでいます
無料レッスンありのプラットフォームは
講師への配慮も手厚くしなければこの先潰れるだろう
それなのに、初回無料をやらされ続けて、全く生徒が集まらないという先生も少なくないです。プラットフォームは今や激戦区であり、講師は大勢います
最初から登録していてレビューのいい先生が上流にいますから、無料義務報酬ゼロだけではなく、新規の先生はまるで集客のための捨て駒のような、人権などないまるで人海戦術のような使われ方をしているところもあります。気をつけて選択しましょう
確かに無料レッスンには、書いてきた通りいい面も多いのです
確かに無料レッスンは、オンライン教育学習プラットフォームが少なかった頃には、功を奏していました
でも今は、講師も増え、プラットフォームも増え、アプリやAIも台頭し、生徒の側も見極めができる時代にあっという間に変わりました
こういう時代に、簡単に儲かる手口としてプラットフォームが無料レッスンをさせるのは少々難ありと考えます
以前登録していたプラットフォームでは、初回無料で講師への支払いゼロでした
これはプラットフォームのウリとして、最初から今までずっと続けられています
これは、講師専用コミュニケーションルームで大議論が続けられていました
「一体何度無料レッスンをしなければならないんだ?もう100回近いけど、生徒は2,3人しかもすぐやめるし・・・こんなに労力を使ってきて僕はへとへとだ。もうこんな最低のシステムをやめてほしい!」
と嘆いている人が少なくなく、それに賛同する人も多かった
でも、会社は全く取り合いません
こうした無料レッスンをやらせて集客し、講師をゴミ扱いしている会社は、やがて衰退すると思います
というのも、ここで講師は極端な疲労と意欲をなくし、精神的にもダメージが大きいので、当然、遅かれ早かれやめていきます。良い先生ほどやめますので、後は無料でも構わん稼ぎたいのだだから先生じゃないけどそのフリで簡単なレッスンテキトーにやろう」野郎しか残らなくなる
とすると、テキトー野郎しか講師登録しないので、プラットフォームは質が落ち続けます
講師を大事にすることは、生徒を大事にすることと同じくらい大切なことで、結果として会社がほしい収益にも直結するということが、わかっていません
私も何度もここで初回無料レッスンをしましたが、個人教室とは違い特に問題はありませんでした
その後も続けてくれる人が多かったです
ただ、続けてくれるのですが特にオンラインの場合、ちょっとした理由でやめてしまう人も多いので、また初回無料からやり直しっていうことにいい加減うんざりと疲労を感じてやめました
そのころも延々と「初回無料レッスン講師報酬ゼロ」問題は大白熱論争となっていましたし、多くの講師がやめてほしいと嘆願していましたが・・・
ココナラには初回無料はない〜反発と同感
例としてあげますと、いつまでも初回無料にこだわっているプラットフォームとは違い、ココナラは無料お試しセッションをやめました
これについて、多くの議論がされました
その中には、「新規の顧客を得たいと長っている新規の講師にとっては、最悪の方法」だという人も少なくなかったのです
確かに講師激戦ならば、少しでもチャンスを得るために無料お試しが出来たほうがいいと考える人々も少なくはないでしょう
でも私の経験から言うと、無料レッスンなどは本当に無駄が多いです
何度もいいますが、これだけのスキルシェア・オンライン学習・アプリ開発・プラットフォームが出てきますと、生徒の側も無料の品質レベルが分かっていますし、無料で釣ろうという戦略も知っています
本当にやる気がある人は、それなりの覚悟と準備を持って依頼してきます
今無料レッスンに簡単にのってくるのは、別目的があるか暇人ばかりなのです
一昔前とはちがいます
だからココナラがどういう戦略で無料お試しを終了したかは知りませんが私はそのほうがいいと思っています。無料でなくても、ワンコインでのお試しで十分です
スキルシェア・オンライン・学習型プラットフォームと
AIの台頭
時代はすぐに変わる時代、になりました
もうこの先は、AIが大きな脅威となって学習システムに入ってきます
そこでは、スキルシェアサービスもプラットフォームもアプリも塾も学校すらも凌駕するほどの頭脳を持ったAIが待ち構えています
これでもまだ、AI開発の専門家の友人にいわせると小出しで、AIはすでによりより進んでいるのだということで、多くの人の仕事はすでになくなる運命だということです
そういう中、講師が生き残るのに、無料レッスンなどはAIにでもやってもらい、本当に人間にしかできない共感・実体験にもとづく方法論・人間らしさ・感情や表現の豊かさを磨き、それに自負を持って有料としていくことが、
何より一番大事で、最終的に残っていく、持続していくサスティナブルな講師だと思っています