昨日はNHKで藤井風を特集をやっていました。 Fujii kaze 君についてはSNSで知り、 本格的なデビューの前から彼の曲に惚れて一時はよく聞いていました
こんな素敵な、素晴らしい才能が日本にとうとう現れたんだなぁと思って
でもきっと松任谷由実さんのようにしっかり曲作っていくようなタイプの人、日本には昔いたんだろうなと、 ある意味しっかりと曲を作っている時代のアコースティックの時代の回顧でもあるような感じがしました
そしてそれが彼の人気の秘密だと思います
彼のファンは年代が高いと言われています
一部それは若者にはどうせ受けないで〜とか、おばさんファンばかりとか、馬鹿にした態度の意見もありますが、 年齢が高い人達にウケるというのは彼の選ぶ曲や作る曲からしても事実だと思います
最初聞いた時、荒井由実さんの曲を思い出しました。一つ一つの曲をじっくり丁寧に作っていく、今の時代のJPOPとは違い、日本歌謡的な音楽だと思いましたから
今のデジタルで編集ガンガンやって、誰が本当に歌ってんだか、本当の声なんだかさっぱりわかんないようなものに辟易して、音楽ではない雑音だと感じる人たちにとって、藤井風 Fujii kaze のアコースティックで自然体なスタイルは響くに違いありません
しかもあの自然に言いたいことを言う態度と、欲望にまみれてないスタイル、それにイケメン度も加わって、人気が出ることは間違いありませんでした
それでまだそんなに注目もなかった頃からSNSで書いてきましたが、また Sony Music の人に
「彼はすごい未来のある人だから、 BTS のテヒョンとコラボさせられる企画を打てないかな〜」とか持ちかけたりもしてました
でもソニーミュージックの先輩は、藤井風 Fujii kaze は薄い。経験浅い。 彼はまだまだ経験を積まないと、テヒョンは若いけどもうワールドワイドで場数ふんでるから到底釣り合わない 、とバッサリ切られてしまいました
それから 3、4年経って今、藤井風君は本当に日本を代表するミュージシャンとなり、メジャーになり、人気どころか世界で売り出しています
彼の曲は気持ちよく聞けるもので、何となく聞いているともう一度何度も聴きたくなるような 心地よさがあります 。だからそれにはまってく人が多くいるのも分かります
また彼の心中を思うように自然に歌う姿は、コロナや戦争で疲れ切った人にとって心に染み入るようなところがあると思います それが世界で受けたわけなんでしょう
今後出す曲が世界中の人の心に更に深く染み渡り、さらに洗練されたものとなればグラミー賞を狙えるかもしれませんし、グラミー賞をとることも可能でしょう
しかしそこで忘れてはならないのは、そもそもグラミーにアジア人が行けるようになった布石を作ったのは BTS だという事です
BTS は疲れていてダウンしちゃってますが、彼らがアメリカやグラミー賞やミュージックアワードなどにアジア人が堂々と入って行く道の築いたということを忘れないよう… BTS アンチは決してそれを認めたくはないでしょうが現実そうなっています音楽関係者なら冷静にそうを見るでしょう
ただグラミー賞を狙えても、BTS 不在の中で人気を席巻できるようなゲームチェンジャーになれるかといえばそれはまだ分かりません
彼自身が世界を狙っているようですが 、そこまでパンチのある性格でも曲でもないので、また曲もよく聞いてみるとほとんど同じような曲ばかりなので、正直次第に飽きてきます
私が YouTubeのみぐらいの時代に彼の曲を一時聞いていたのに、その後はなぜか存在自体も忘れてしまったのが、その理由です
一曲一曲はいいので どっかの時点で惚れ込むのですが、全部を聞いてみるとなんか全部同じに聞こえるんですよね …それで 聞いていたらなんか米津君と間違えたこともあったりして、 結構他の人のアレンジも真似してるのかなと思ったりもしました
今回もNHKの特集をやるとSony Musicの人に言ったら、やっぱりあまり興味がないようで代わりにあるKPOPソロアーティストの曲を送ってきました
なんとその曲は藤井風にそっくりでした
しかも作られたのは7年前ですので藤井風がブレイクするずっと前です
藤井風Fujii kaze君は古い曲を多く聴いて、音楽をゆっくり作っていくということに長けてはいると思いますが、そしてKPOPのようなスピーディーな世界とは無縁だと思っていると思いますが、やはりどこかで K POP を見聞きして、その影響を受けていると私は感じました
ちなみにこのソロアーティスト、 仕事柄ここでは 明らかにできませんが あるボーイズグループ・アイドルグループの一員で、今はソロ活動の方が多くなっていますが 、韓国の得意とする韓国バラードというものを作って依然として人気を保っています
韓国人はダンスを合わせたヒップホップ調も強いけれども、バラードなどをやらせたら本当にうまい。マジに声量が違うし、表現力の強さ豊かさこれもやはりすごい
皮肉なことながら、藤井風を見ることによってまたK POPの奥深さと言うか凄さを、私は確認してしまいました
K POPのメンツは、ダンスとなれば世界コンペティションで優勝するほどの素晴らしいダンスを見せるかと思いきや、ヒップホップもラップもやるし 、ロックもやれるし、かと思えばお家芸 とも言える韓国バラードを入れじっくり聞かせることもできます、 本当に幅広いのです
彼らの稼動領域は、いわゆる一般の人が知っているKPOPだけではないのです
皮肉にも彼らの才能をの幅広さを、藤井風の特集を見ることによって改めて実感してしまいました
それでも藤井君の自然体なあり方が変わらないのであれば、しばらくは世界で人気を得ることはできるかもしれませんが、
先にも言ったように似たような曲ばかりなのでだんだん飽きられるということも可能性としては感じます
だからゲームチェンジャーにはなれないと思っています。 K POP のアーティストたちは アイドルからソロアーティストまで、 七変化できますが 藤井風君は藤井風君でしか今のところありません
Sony Music の人はその限界を知っていたのだと思います
だから何も言わずあのソロ曲を送ってきたのだと思います 。
それにしても BTS が 実質ほぼ解散のような状態になっている今 、その空いた席を取ろうと言う戦いは激しく、どこの事務所もやっきになり活発になってはいますが、藤井風君もまた、テレビ出演の露出が増えてるのもその一環でしょう
BTS と入れ替わるように、ちょうど世界で同時に聞かれるようになった藤井風君
今がチャンスとばかりに売り出しにかからなければなりません。機会を逃すとまた新しいチャレンジメーカーは現れますから
また今はダメダメになっているBTS が、彼らが心機一転、心を入れ替えて本気を出したら藤井風がとても叶うような相手ではありません
それこそ彼らは7人でものすごい才能を蓄積しています。それぞれが違った才能を持っているので 無敵艦隊と言えるでしょう
だからこそ他のグループは今こそ本気で躍起になって、 BTS の穴埋めをしてその部分で人気を取ろうとしています
藤井風君もある意味そのように戦略的に打ち出されて露出が増えているのでは
もちろん彼は世界で人気を取ったのですから、彼の実力ではあると思いますが、 今後どんどんガチガチと売り出していくのであればそれは販売戦略と考えて間違いないでしょう
つくづく音楽業界は競争の世界だと
藤井風君ののんびりしたインドの旅行タッチな仕事ぶりを見ていても、何ら私は安らぎや自由を感じませんでした
もはや彼もまたこの競争の激しい音楽業界の中でやりたくないことを次第にやらされ、イメージ戦略を打ち出され、 BTS がいない間何とかして追い抜こうという人たちに囲まれていくようになるでしょう
彼がより成長し素晴らしい音楽をやってくれる 古典的でかつ新しい 自然なJPOPの代表になってくれることを純粋に見守るのみです