米津君が受賞し、日本人が認められたことは日本人音楽家に大きく可能性を開いていくことだから喜ばしいことで素直に喜びたいと思う
受賞ができたのは彼の実力の あってこそだけれど、あえてここで苦言を呈すると、
米津君の成功のバックにBTSあり〜アジア的なものの許容
米津君の成功のバックにBTSありというと、いい気分がしない人も多いだろうし、反論はわかっている、でも仕方がないこれは事実といえる
アジア人がそもそも西洋社会で普通に認められることの難しさは、住んでみないとわからないから、ここで米津信者に何を言われようともそれは日本人的な感覚でしかなく、やはり現実なぜここで評価されるまでに至ったかを社会を見て考えるのが我々の仕事だ、ファンの言い分は余計なお世話。
やはりそのバックにはBTS という存在が あるのは認めざるを得ない
一見関係ないように見えるが、実は大きく関係しているといえるのは、
アジア文化という枠組みで考えたときであり、音楽性がどうとかこうとかではない
なぜなら、アメリカは今までアジアの音楽などそっぽを向いてきたし、
見向きもしてなかった
一部の「芸術的でアーティスティックで認めるべきだ」という風に多くの文化人が考えるようなものしか認められることはなかった
ポップに多くの人に聴かれ、注目され、愛され、普通に日常となるほどには認められるということはなかった
BTSで変わった世界のアジア文化への注目度
それがBTS の登場で変わった。彼らは大人気になり、世界中に広まり、 BTSつまりアジアから出てきたグループが認められてやっと、文化人の評価や音楽業界の評価なしに、普通の人が普通に再生し、 普通に聞かれるようになった時点から、世の中の様相は変わった
YouTube があるとか SNS があるとかというのは関係ない 、そういうことではなく、アジア人が出てきて、アジア人で作り、アジアから出発したものが、アジア人の音楽が、一般化して受け入れられるようになってきたということ、これはBTSから初めて始まった
やっと、普通の人達が「これを聞いてもいいかな」と思うように、思われるようになった
よく見てみてみると、 BTS が人気を博して以来、 アジアの音楽やドラマや文化 、特に日本人の音楽が連続的に注目され、再生回数が多くなり、評価対象にさえされるようになってきたことを 私たちは認めなければならない
つまりKPOP が最初に安全地帯の国内から世界に打って出たことによって、日本もその恩恵を受けている。日本人ははっきり言って超内向きであって、海外志向は全然ないし、海外進出を夢見ている人でもその覚悟が出来ていない人が多い
アジア人が西洋社会という海外に出ていくことは並大抵ではない
その中で日本人は自分たちの中で楽しめればいいという意識はまだ強い
どちらかというと英語も全然ダメだし、、、というか韓国人とは比べ物にならない
韓国では何度もいうようにもう音楽の世界など英語当たり前で英語で仕事しているし普通化している、 ネイティブなみに しゃべれる 韓国人も当たり前にいる世界だ
日本人とはとても比べ物にならない レベルなのだ
それでも、米津君のような存在が評価されるということは、 やはりそこに注目が行くからということで 、なぜ注目が行くかといえば、そこにはやはり原点があり、 BTSがアジア人として成功したから アジアのものを見てみようという、 そうした視点、視野が米国で広がったということの証だろう
日本は内向きだからこそ
評価されるのは今でもアニメと漫画がらみ
しかし 1つ残念なのは彼の曲が アニメとサインアップしたものであるということ
元々アジアコンテンツにおいて日本のアニメは 突出していたわけで、 アニソンはオタにとって 絶大な 評価されてきたということ
アニソンは西洋のオタクに多大な評価を受けてきた、よって米津も一つのアニソンであって、 アニソンが評価されてきた時代は長かったので、アニソンが今でも受け入れられやすく、聴かれやすく、評価されるのは当たり前 とも言える
そういう意味で完全に実力だけで評価されたとは言い難く、 アニメも同時にここで評価されたからこそ の受賞 だと 私は考える
だからこそ 多くの人に聞く機会があったわけで、 多くの人に目に留まったという面もあるし、 アニメの良さが マッチングして彼の曲をより引き立ったということもある
とにかく米津君はアニソン歌手かというほどコラボが多いので、それはそれで彼の曲はそういう性質を持っているのだし、いいんだけれど、ただ純粋に自国の伝統的文化やテイストや日本の音楽歴史自体のあり方とはちょっと違うところでの評価ではあると思う
世界にアジアテイストを認めさせた2つのブーム
先にも書いたが、アジア人が世界で認められ人気になり注目されるまでの壁は非常に厚く厳しい道程で、 今まで長きにわたり、なかなか欧米で米国や欧米以外のものは評価されたことがなかった、少なくともそれは普通のことではなかった
たまにラテン系のものが評価されることがあったとしても、それは 米国出身のものであって アジアのものは、間違ってるカンフーとか忍者ゲイシャ以外、全て排除されてきたと言える
さっきも言ったように 一部の文化的かつ芸術的だと文化人が判断されたもの以外は、である
つまり一般大衆のものとなっていなかった
でも今は一般人の多くが聴き、 K – POP は普通に店でも流れるようになり、アメリカにおいてすでにK-POPは一つのジャンルとして当たり前化している
ただここまで来るのに、多くの人の功績がある
あるのだが、それでも一般化はされてこなかった
ただある圧倒的な人気によって、
オタクだけに評価されるのではなく、一般化させた大きな力は、2つある
1つはBTS,もう1つはBJYXなのだ
これはワンイーボーとシャオジャンのことを言う
しばしば この言い方は BL ファンによる推しカプとして2人をひとまとめに言う時に使われてきたが、それは 本当は NG だし 、なんとなく グレーゾーンになって使ってる人は多いけれど…
私の場合は 単純に この2人 の名前を書くのが面倒くさいから使っている 笑
さて、彼らの出演した陳情令が、予想以上に世界に広まり、空前の大ヒットを今でも続けている
そしてシャオジャンはアジア人で初めてグッチのグローバルアンバサダーになった
続いてジャクソンもルイビのグローバルアンバサダーになっている
これは中国が、国内文化重視政策をとってはいても、また西洋との政治的な関係はどうあれ、文化的には世界に開いていることを示してもいる
陳情令の成功は、中国の文化がグローバルに通用するどころか、熱狂的なファンを世界中に作り、中国コンテンツの今や世界に追随を許さないほどの力を見せつけた
何かと問題作品扱いされてきたが・・・制作陣の多くの努力によってBLを排除したおかげで、BLはダメな国が多い世界でも安心して見られるコンテンツとなり、結果としてこの2人の人気は今でも衰えるどころか広がる一方だ
この2つは、全く奇遇だが同じ時期に最高潮の人気を世界で獲得し、同じアジア圏からきたもので、これがダブルでヒットしたことで、アジア的なるものの評価と注目は格段にあがったといえる
しかしBTS一強はまだ続いている
StrayKids がまず先に世界進出し、世界で認められたということは 一部の人が知っていることだ。それによって彼らは米国進出を目指し、本格的にそこにフォーカスしようとした。。。。 そこにバーンと BTS と飛び出してきて、横にぶっ飛ばされてしまった
いきなり、
他の多くの実力のある 同世代のグループはみんな脇にやられてしまい、 BTS だけ、 BTS だけ ただひたすらBTSだけが世界に躍り出て行った
いつでも BTS は特別扱いだった
これに相当な 悔しさを彼らボーイズたちはみな感じただろう
だからこそ他のボーイズグループには、ソロになろうと、BTSがいない今こそアピールし、そしてこれからも末長く活躍して欲しいと思う
フェアプレーさ!
K – POP は、それでもやっぱりBTSのおかげで、はっきりとアメリカにおいて普通のジャンルとして認められるようになっているのだ、これには私も驚いた
韓国人の盛自慢だと思っていたら本当に K – POP はアメリカに浸透しているのだった
その恩恵を日本のJPOPも受けて アジアのものが評価され 注目されるようになってきている、だから売り出すことができるようになっているという事実がある
BTSとBJYX〜韓国と中国と日本の大きな違い
同じ東アジア文化といえども、全く違う売出しをしている
まずBTSに関しては、こと今回のジョングクを見てもわかるように、あまりにもアメリカナイズされている。アメリカよりになっているため、もはやKPOPではないと言う人もいる
これは韓国でも大きな不満となっており、ファンも文句をつけているし、韓国人も韓国文化はどこへむかうのか、と言っている。韓国は米国に認められるために、自国の言葉を捨て文化のあり方まで捨てたのかと、韓国人自体が嘆くようになっていった
そしてこれは世界で特にアメリカでも今、徐々におかしいと思われるようになっている
実は多くのKPOPファンは、アメリカでKPOPをおかしいものと感じるようになっている
なぜならあまりにもアメリカのマネ、だからだ
なぜ韓国人が英語で歌う?
なぜ韓国人がアメリカ人みたいにしてる?
だんだんそう思う人がふえてきている・・・
それは日本人がこぞって韓国のマネをして、韓国グルかと思うようなものを平気出だしている違和感と似ている
こうして、アメリカでのKPOPは、もしかしたらそのうちあっという間に消えるかもしれない。対して中国は、漢文化重要視政策をとっているため、純度100%の中国文化風であり、西洋のマネ的なものではなく、ひたすら中国的なるもので世界に打ってでている
それは一貫しており、中国ドラマからグッチのシャオジャンまでやはりアジア的なるもの、中国的なるもののテイストを外しはしない
それでも、ちゃんと中国文化である現代の若者向けコンテンツが、
世界に受け入れられることを中国は証明してみせた
これはさすがに古代文明から続く文化の力の凄みにあるのかもしれない
カンフーもそうなのだが、純粋に中国的なるものを推した方が、結果には西洋にはない、何かオリエンタルな特別感が出やすくなった時代。
それで中国ドラマやスターは、かっこいいしクールな文化だと思われるほどに、韓国とは逆に全精力をかけて全面に中国文化を出し、それで成功している、そして多くの中国文化ファンを世界に生み出し続けている
もう嫌になるKPOP、BTSの西洋とのコラボ作品
これは、韓国的なるものでは勝負できないとはじめからきめつけて、最初から韓国ではなくアメリカ風にひたっすらしてきた韓国との大きな違いだ。
私はこの点は韓国に大きな??を感じる。そんなことまでして、アメリカに認められることへの執着と偏見と、愚直なパクリとコラボの多さ!
得に嫌になるほどのBTSと西洋のコラボは、世界的に呆れられていると思うよ!!!!
この点で、BTSは成功したが、ある意味では失敗もした
なぜなら、多くのKPOPは韓国的なるものを排除して、はじめてやっと西洋でうけたからだ
これを、日本はマネしないでほしい
でも、すでに日本のアイドルボーイズグループはその韓国をマネしているのだ
どうにもならない
ただその一方で、日本的なるもので普通にやっていたら売れる人気が出る注目される、という成功者も、今は続々出てきている
その代表が藤井風君だ
彼は確かに英語をかなり学んで、最初から世界を目指してきただろうけど、その一方でBTSと「コラボ」したりする意味は知らないが、BTS的な売り方に憧れている様子はない。彼は彼の世界観をそのまま通しつづけようとしている
それでなかなか西洋で人気を持続することはほぼ無理だろうが、それでもかなり注目されていることからして、日本的なるものでも、世界に通用することを証明した
日本的なるものって?中国的なるもののように大きな文明の大きな力ではない
そもそも日本の文化自体が、古代から中国の影響によって作られているので、すでに勝負の前から古代からのマネなのであり、その時点で返す言葉がない・・・
日本的なるものといえるとしたら、それはあえて不自然に出していかないことだ
あえて西洋を追いかけるように西洋に追随し、西洋式に変えて言葉も変えてなんてKPOP式なことは絶対やめてほしい
中国はそんなこと全くしていないのに、これだけ世界的に人気を得ているではないか
むしろ中国的なる文化を全面にだすことで、それが受けており、それがかっこいいのだと思わせている
これは、同じ成功でもKPOPとCPOPの大きな違いだ
では日本人はどうする?
コツコツとやりたいことを追求する、やはりオタク的な制作のあり方だろうか
とにかく、日本人は日本人らしさ、それを忘れないでKPOPのマネだけはしないで花開いてほしい